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【今月の健康】: 日本茶健康事典【栄養編】

800年前から、日本の健康飲料でした。日本でお茶を飲む習慣が起こったのは、鎌倉時代のことです。

禅宗を広めた栄西が、中国から茶とその飲み方を持ち帰ったことが始まりでした。栄西は、お茶の栽培普及につとめるかたわら、『喫茶養生記』を記し、「酒酔いが去り、のどの渇き、病を払い、消化を助け、利尿に効果がある」といった茶の効能を説いて、将軍源実朝に献上しました。

その後、日本茶の効能は経験的に言い伝えられ、現代では多くの科学的解析によって日本茶の成分が持つ優れた作用が明らかになっています。
日本茶は、私たちの暮らしと食文化に欠かせない、日本ならではの飲み物です。暮らしへの活かし方、おいしい飲み方を知って楽しみを広げ、次の世代へと伝えていきましょう。

【カテキン類】
◇生活習慣病予防に、多様な効果
日本茶の代表的な成分。風邪や食中毒の予防だけではなく、コレステロール値の上昇を抑える働き、糖質の消化吸収を遅らせる働きもあるとされ、病気予防の効果が注目されています。

【カフェイン】
◇疲れを和らげ、眠気もスッキリ
湯飲み1杯のお茶には、30〜50mgのカフェインが含まれています。疲労回復をサポートするほか、大脳を刺激して脳の働きを活発にする作用、眠気を覚ます作用があるとされています。

【テアニン】
◇お茶だけが持つリラックス成分
カフェインの作用をおだやかにするほか、脳の神経細胞に働いてリラックスさせる効果が期待できるお茶特有の成分です。血圧上昇を緩やかにする作用も注目されています。

【ビタミンC】
◇風邪予防、シミ予防の味方
緑茶2杯でレモン1個分のビタミンCを取ることができます。カテキンがビタミンCを熱から守るため、お茶のビタミンCは熱で壊れにくいという、うれしい特徴もあります。

【フッ素】
◇むし歯を予防し、丈夫な歯に
煎茶1杯で、成人の1日フッ素摂取量(0.5〜1mg)の約1〜2割が取れるとされています。フッ素には、歯のエナメル質を強化し、むし歯を予防する効果が期待できます。

【マンガン】
◇骨や関節の発育に欠かせないミネラル
体内の酵素の働きを助け、骨の形成や、糖質、脂質、タンパク質の代謝を促す成分です。湯飲み1杯で取れるマンガンは約0.5mg。1日の摂取量の約1割に当たります。

【茶葉サポニン】
◇抗アレルギー作用が注目される泡のもと
茶葉・茶の種子に含まれる茶葉サポニンには、抗菌・抗アレルギー作用、抗ウイルス作用、血圧降下作用があるとされています。抹茶をたてたときの泡もサポニンの働きです。




 


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